根性いらずの健康術

体から心までケアする、てんこ式

他人への不満は、貴方の怠惰。【怠惰の昇華術】

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こんばんは。てんこです。なんだか、前回の記事をアップしたら急に読者が増えて驚いています。ただ、てんこ式健康術のメインはあくまで物理編です。健康術の実践によりパフォーマンスの向上を図ることで、欲望の達成、すなわち幸せになることが本懐です。精神編は補助です。こういう境地に達せられたら体も心も健康だよ、という、ある種の答え合わせです。答えだけを知っていても、効果は薄いです。大事なのは、自分でそれに辿り着ける状態にある事です。さて、偉そうに注意喚起してみた所で、本日は前回の続きで、欲望が能力を上回った時の対処法の紹介をします。

 

③嫉妬

➡いやまぁ、これに関しては、芸能人でも億万長者でも、上には上が腐るほどいるので、嫉妬の対象に困ることはないでしょう。凡人に生まれた時点で「何もない空虚な自分」に酔えるわけです。無敵です。というか、仮に嫉妬の対象がいなかったとして、それはそれで別に良くないですか?それってつまり、本人の能力がかなり高い訳で、傲慢でも憤怒でも強欲でも、いくらでも他の欲望が満たせる訳です。嫉妬でばかり幸せを感じていると、同時にストレスで脳がやられて能力が下がるので、他の欲望が達成しにくくなります。嫉妬だけで得られる幸せなんてタカが知れてるので、そもそも嫉妬を満たす事はおすすめしません。欲望スペクトルは、遺伝にもよりますが健康状態もかなり影響するので、健康だったら「嫉妬」が上位に来ることはまずないので、やっぱり幸せの第一条件は健康なんだよなぁ、としみじみ思います。

 

④怠惰

➡本日のメインディッシュ。私の欲望スペクトル不動の序列第2位(ちなみに1位は傲慢です)。この欲望の達成しにくさは、七大罪の中でぶっちぎりです。この欲望の本質は、「安定」にあります。できるだけ、安定した「現在」から動きたくないのです。転じて、他人から施しを受ける事にも繋がります。この欲望を達成するには、現在よりも安定したステージへ移行する必要があります(今の状態を続けるだけでは達成にはなりません)。そして、そのためには大きなエネルギーが必要です。動きたくないのに。ただし、少なくとも現状を維持できている分には、別にストレスにはなりません。このタイプの人がストレスに感じる瞬間、それは他人が思い通りに動かない時です。自分が動きたくないから、勝手に他人に期待して、勝手に失望するのです。他人に尽くすことを知らない貴方のために、動いてくれる人はいません。それでは誰からも愛されません。当たり前です。

いずれにせよ、怠惰が圧倒的に難しい理由は、欲望を達成するために、欲望を捨てる必要があるためです。矛盾です。パラドックスです。この事実に気付けない限り、永久に幸せになれません。おまけに、対人関係で勝手にストレスが発生するので、他の欲望達成の邪魔にすらなります。この記事を読んだ貴方は、この事を知れた時点でラッキーですが、てんこ式は更にその先を行きます。表題にもしている「怠惰の昇華」です。

一見、最悪の欲望に思える怠惰ですが、考え方一つで最強の欲望になり得ます。ポイントは、怠惰の焦点をどこに合わせるかです。てんこ式は営利目的ではないので、さらっと答えを発表します。答えは、「未来の自分」です。多くの一般ピープル達は、明日の事くらいまでしか考えてません。それじゃあ全然足りません。もっと先までです。死ぬ寸前くらいまで先です。現在の自分がどのように行動したら、未来の自分が最も怠惰になれるかを考えます。これを突き詰めると、結局のところ毎日全力で生きるようになります。人任せではなく自分で動くようになります。健康にも、パフォーマンスにも気を使うようになります。全然怠惰じゃないって?そうでもないです。全力を尽くすと、勝手に自分の能力が上がるので、あらゆる事がスムーズに進むようになるし、なんやかんや、周りの人も助けてくれるようになります。結果的に怠惰の欲望達成ができます。それに、例え何かで失敗しても、全力でやったんだから仕方ない、とすんなり諦めが付くのでストレスが発生しにくくなります。怠惰は昇華さえできれば、他の欲望達成をも後押しするため、最も貴方を幸せにする欲望になります。

 

と言うことで、今日は遅いのでこれでおしまいです。明日で七大罪を終わりにします。それではまた。

 

てんこ式健康術:目次